🎓 Railsチュートリアル解説動画の見所まとめ
Railsチュートリアル解説動画は約36時間以上の大ボリュームとなっており、1周終わってこれから2周目、3周目という方や、他言語から学ばれてきた方にも役立つ情報がたくさんあります。動画は授業形式になっており、何度も繰り返し見ることが可能です。テキスト版の予習・復習に、自分好みの使い方で理解を深めるのにきっと役立つはずです。
本記事は第4版 (Rails 5.1 対応) の紹介記事です。第6版 (Rails 6.0 対応) の見所については2020年12月の記事をご参照ください ✅
もちろん始めから全てを見てもらうのが一番なのですが、まずはその中で 「おすすめの解説箇所」を厳選してみたので、30分の無料視聴を有効に使っていただくのに、良ければ参考にしてみてください。
目次
第1章〜第3章
第4章〜第7章
第8章〜第9章
- Sessions について知る
- Helper はこうやって使う
- Ruby「&&」とは?
- Ruby 自己代入演算子
- クラス or インスタンスメソッド?
- Cookies を使った認証の仕組み
- Ruby 複雑な if 文
- テストで活躍 「raise」
- private メソッド とは?
第10章
第11章〜第12章
- メール認証の仕組み
- create と save の違い
- メタプログラミングに触れる
- テストで便利な「assigns」
- beforeフィルターでリファクタリング
- Ruby 「不等号を使った時間」の読み方
第13章
- DB設計(モデリング)を体験する
- Ruby「->」この矢印は何だ?
- 親クラスへ移動させるリファクタリング
- パーシャルのエラーメッセージを使い回す
- 一つ前のURLを返す request.referrer
- accept でフロント側にもバリデーション
第14章
最後に
Railsって何だろう?
自分が今から学ぶものが世の中ではどのように利用されているのか、どんな特徴があるかを知っておくのは大事なことだと思います。そもそもRailsとはどういうものなんだろう? Railsを使ってどんなサービスが作れるようになるのだろう?という疑問を抱いている方に是非見てもらいたいのが、「第2章 後編 14.オマケ」の部分です。
Railsを利用する上で、知っておいたほうがいいことがギュッと詰まっているので、これからRailsを学ぶという方に是非知っておいて欲しいところです。
🔼Railsを使いこなせるようになるには、Railsチュートリアル1週した程度では程遠いよ、というのが分かる図。様々なデータと比較していて面白いし、奥が深いです。
Railsチュートリアルを始める
今回初めてRailsチュートリアルに挑戦するという方に絶対見て欲しいと思うところが 「第1章 前編 Railsチュートリアルの進め方」です。特に、5. 前提知識 〜を見ておくと、今後のRailsチュートリアル学習に役立つことがたくさん出てきます。
初心者に向けて心構えや、モチベーションを保つ為の方法など、これからの学習方法の参考になる話は興味深いです。Ruby / Rails の構造についても勉強になります。「rbenv」、使いこなそう!
Gitを分かりやすくイメージする
Railsチュートリアルを進める上で 「 Git 」につまづく方はかなり多いと思います。その「Git」について丁寧に説明されているのが 「第1章 後編 9. Git によるバージョン管理」です。ゲームのセーブ機能に例えて分かりやすく説明されています。
初めてだとよく分からない部分も1行ずつ丁寧に教えてくれます。
実際に安川さんの操作するターミナルを見ながら学習できるので、とても分かりやすいです。有名なGitHubなどの説明もあります。その流れで「Heroku」についての解説もあるので、本番環境についてスムーズに理解できるようになっています。(本番環境にあげるための「Git」なんですね…!)
MVCを理解する
「MVC」の流れを理解したい方は 「第2章 前編 11. MVCの挙動に触れてみる」を見てみましょう。
MVC 全体の流れをスライド付きで説明してくれて、Rails ルーティングについての全体像についても分かります。この一通りの流れをrailsチュートリアルで少しずつやっていくので、初めての方はこの全てを今の段階では理解していなくても大丈夫です。MVCの全体像を理解したい方や、Railsについてざっと復習したい方におすすめです。
テスト何のためにするの?
テストなんて一人で勉強してると使う場面はあまり出てこないし、そもそもテストって必要なの?とお思いの方は 「第3章 後編 10. TDDの紹介とまとめ」からの話を一度聞いてみると良いと思います。
テストは先に書くべき?後がいいの?などが分かりやすく解説されています。
これからRailsを使ってお仕事をしたい!という方は「テスト」は必須になる知識だと思うので要チェックの箇所です。
Rubyについて知る
Rubyって他の言語とどう違うのだろう? Rubyの特徴を知って上手に使いこなしたいという方には 「第4章 前編 9. Rubyの特徴」から見るのがおすすめです。
安川さんの説明だとコードが「擬人化」されていて面白いので、テキストだけだと眠くなってしまいそうな話でも頭にすっと入ってきます。Pythonとの特徴の違いの話も参考になりますよ。Ruby は人間に寄り添った自由な言語だなと感じました。更に深い説明があるのが 「第4章 後編」です。
処理速度を計算して比べたり、結構深くRubyについて知ることができるので、何となくしか理解していなかった部分が腑に落ちるかもしれないですね。
データベースを理解する
データベースは、これからの章を理解していくのに非常に大切な部分なので 「6章 前編 3. Userモデルを生成する」から、集中できる時にしっかり見ると良いです。マイグレーションファイルの扱い方などについても詳しい説明があります。
説明を聞くと、Active Record を使うとデータベースとのやりとりが、こんなに楽になるんだ!ということが分かります。
興味深いのが、「6章 後編 8. 一意性の問題 」のところです。ユーザーが同時に登録されないように回避させる方法の説明は非常に勉強になります。
パスワードの扱い方のお作法も学べます。便利なものがたくさんある Rails 凄いですね。ここでは、「正規表現」にも触れられます。初めての方には難しく感じられる部分だと思いますが、動画を見ながらなんとなくでも理解出来ると嬉しいですね。
変数の種類
ローカル変数とインスタンス変数の違い、例えば、user
と @user
の違い、皆さん分かりますか?それを見事に解決してくれるのが 「7章 前編 10. 変数を定義する」〜 です。
短い説明で分かりやすく、変数のところは30分以内で聞けます。
7章では HTTP リクエストについてや、if文の使い分け(前置・後置)、デバックの使い方、RESTful にコードを作るポイントやそのメリットなど、勉強になることが盛りだくさんです。自分の気になるところがあれば是非、覗いてみて下さい。
form_for の中身
Railsは色々便利なのですが、formの中身はちゃんとHTMLで理解することが大事です。form_for の中身の確認方法が分かる 「7章 後半 4. エラーメッセージを表示 」の後半部分(44:50〜)が参考になります。
ディベロッパーツールを使ってHTML化したものを見ながら、分からないものは更に調べたりしてみるとかなり理解が深まると思います。Railsで書いたものが、どのようにHTMLに変換されるのかが分かると嬉しいですね。
Sessions について知る
Sessions も難しく感じる方が多いと思います。「8章 前編 2. Sessions リソースについて」で詳しく見てみましょう。
ログインや、ログアウトは頻繁に行われることなので、毎回データベースにアクセスするよりもいい方法はありそう…🤔というところからの話、納得できます。これが分かれば「Sessions」について説明できるようになれますね。
また 「9章 1. セッション有効期限」や、「2. 攻撃手口の紹介」の説明も短くて分かりやすいのでおすすめです。サービスごとに適切な期限を設けていなければならないことや、どのような攻撃の手口があるのか勉強になります。
Helper はこうやって使う
「8章 前編 10. コントローラでヘルパーを使う 」1:20:08〜を見ると、Helper についての説明が短くまとまっています。
解説動画内では、スムーズにエラーなくすんなり進んでいくだけ、という訳ではありません。実際にエラー画面が出てきて、そこから安川さんが解決していくのを見ていくのが結構勉強になります。ここでは、Helper がうまく読み込まれていなかったので、それを解決しながらの実装です。
<おまけ>
この後、Bootstrap のJavaScript がうまく動かない、というトラブルに見舞われます。が、次の8章後編の冒頭でちゃんと解決されてるのでご安心を…!(どう解決したかもこれまた勉強になります。)
Ruby「&&」とは?
プログラミングって、とりあえず同じ動きにするだけなら何通りも書き方がありますが、Rubyだと「if」文がこんなにシンプルに書けちゃうぞ、と関心させられるのが 「8章 前編 5. ユーザーの検索と認証」32:25〜 からの説明です。
🔼結構難しいテクニックが使われているコードなのです。
一から噛み砕いて説明してくれるので、テキストだけじゃ分からないな…という方は、一度見てみると良さそうです。
Ruby 自己代入演算子
この記号を使ったコードも、戸惑う方は多いと思います。これを丁寧に分解して説明してくれるのが 「8章 前編 8. session の使い方」の終わり 1:05:36〜 からです。
これは先ほど上で紹介したRuby「&&」とは?を知っているとより分かりやすいと思うので、そちらと合わせて覗いてみるといいかと思います。こういう記法を取得できると、コンピュータに無駄な処理をさせない、一歩進んだプログラミングができそうですね。
クラス or インスタンスメソッド?
解説動画には、各章の終わり(または安川さんが設けたほうが良いと思われる箇所)に質問コーナーがあり、動画内の生徒さんが良い質問を投げかけてくれます。これは Web テキスト版には無い内容で、動画を見ないと知れない様々な解説があります。
「8章 後編 7. 質問コーナー」では、メソッドの種類について、生徒さんからの回答に答えながら分かりやすい説明があります。
何気なく使っているメソッドが「こういうのがインスタンス(またはクラス)メソッドだったのか」と気付かされると思います。なんとなくで使っているよりも、ちゃんと理解して使えると嬉しくなりますね。
Cookies を使った認証の仕組み
Cookie を利用して認証を行うのは結構複雑な内容になっていて、理解に苦しむ方も多いと思います。「9章 3. ログイン状態の保持」を見てもらうと、セッションとクッキーの違いについて分かりやすく説明されています。
🔼この「Remember me」の部分ですね。ログイン状態をどのように保持するのか?というところです。
ログイン状態の保持をするには 「仮想的カラム」というものを自分で実装していかなければなりません。その中身を知れるのが、25:09〜からの説明です。一時的に保存はするけどデータベースには反映されない仕組みを作るんですね。Rubyの機能でそのセットは attr_accessor
というもので用意されているんだぞ!という説明です。便利でびっくりですね。
9章の中でも特にしっかり理解するべきだと感じたのは 「 5. ログイン状態の認証」です。
この認証の流れはこの先も何度か出てくるので、ここを理解できるのとできないのとでは、今後大きな差が生まれてくるはずです。何度も理解できるまで繰り返し見ると効果的だと思います。
Ruby 複雑な if 文
cookieを使った認証により、current_user メソッドを変化させる場面です。
if (user_id = session[:user_id])
ここが比較ではなく代入と言われており、初学者には紛らわしいですね…><。そこで 「9章 7. もう一度ログインを要求する」から見てみましょう。
細かく分解して、詳しく説明してくれるのでとても助かります。
テストで活躍 「raise」
どうやらこの raise
というものは、テストの時に便利なテクニックらしいです。これを詳しく解説しているのが 「9章 13. raise を入れるテクニック」です。
raise は問答無用であるものを発生させるコードのようですね。
🔼raise を外すとどうなるのか…?を、具体的にどうやって使うのか分かりやすく解説されています。よく話を聞いていくと raise を使わなくても検知してくれる便利なサービスもある…?!そういった話も勉強になると思います。テスト網羅率についての話も興味深いです。
private メソッド とは?
コントローラ内で見かける private
という宣言。これをつけると何が起こるのか?という疑問に短くズバッと答えてくれているところが 「10章 前編 3. private メソッドについて」です。
これを書かなくてもエラーにはならない、けれども書く。その理由がここで知れると思います。3分ほどの説明で納得できる説明が聞けるのでおすすめです。
「10章 前編 9. before_action について 」1:01:30〜からも private を使うときのポイントについて説明があります。
こちらも短い時間で聞けるので、ぜひご覧ください。
HTTPリクエスト patch と delete
edit で使うフォームは、7章でやった「登録フォーム」とほぼ同じです。違うところは、HTMLの form タグ内にあるメソッド。ここも色々と不思議なことがあります。ここを詳しく説明してくれているのが 「10章 前編 6. HTMLとHTML 」です。
ここも6分ほどで聞ける短い説明なので、HTTPリクエストについて勉強したことがない方は特に聞いてみるといいと思います。patch
メソッドや、delete
メソッドについて、HTTPリクエストの歴史から説明されているので、分かると楽しいところだと思います。Web の歴史に興味が湧いてきたら、更に自分で調べてみると楽しそうですね😁ブラウザの歴史なども調べてみると面白そうです。
before フィルターについて
ログインしていないのに、他の人の情報を編集できちゃうような Web サービスは危険ですよね。ちゃんと、ログインをしている本人の情報だけを編集できるように実装しなければいけません。「10章 前編 8. 認可について 」では beforeフィルターをかけてその危険から守ってあげる方法が分かりやすく解説されています。
メソッドを呼び出すときの書き方のポイントや、なぜ Ruby では「スネークケース」(アンダーバーを使用した書き方)を使うことが慣習とされているのかなどの豆知識も含まれていて、勉強になります。
さらに 「10. 正しいユーザーか確認する」1:14:00〜 では、before アクションを書く順番についての解説があるので、ここも合わせてチェックしてみると良いと思います。
before_action が実行される順番を理解すると、なぜこのコードでいいのか?が明確に分かるようになると思います。
フレンドリーフォワーディング
10章のこの部分です。
テキストだけだと分かりずらいかもしれないので、こういう所だけ動画で見ておくというのも有効な使い方かもしれないですね。「10章前編 10. 正しいユーザーか確認する」1:19:00〜 に、再現した動画があります。
動画で見ると、同じところをユーザーさんにクリックさせるのは不親切だという事が感覚的に分かりやすく理解できると思います。こういうユーザーを配慮した細かい実装は、オリジナルアプリを開発する方にも参考になりそうですね。
2段階のリファクタリング
ユーザーの一覧表示するビューのリファクタリングです。
<%= render @users %>
たったこれだけでユーザーが一覧表示されていくのですが、実にシンプルです…。なぜこんなシンプルに書けるのか?をきちんと理解しないと混乱してしまう部分だと思うので 「10章 後編 8. リファクタリングする」からの解説を聞いてみましょう。
2段階のリファクタリングを、順序立てて解説してくれるので分かりやすいです。Rails では「デフォルト値」を理解するのがとても大切です。コードがシンプルになればなるほど、その裏ではどういう動きがあるのかを理解する必要があるので、ぜひこの解説を聞いて理解を深めてもらえればと思います。
Ruby の「!」と Rails の「!」は別物
Railsチュートリアルで度々出てくる「!」メソッド。
「10章 後編 4. Faker Gem を使う」で、db/seeds.rb
にサンプルユーザーを作るコードで出てきた時は「例外を出すため」に使われていましたね。
Ruby の「!」は、Railsにおける「!」とは全く関係の無いもので 「破壊的メソッド」と呼ばれているんですね。その違いを分かりやすく説明してくれている部分が 「10章 後編 」の質問コーナーです。
同じ「!」でも、Rails と Ruby、それぞれ違う意味があってややこしいですね。知らないと混乱してしまいそうです。
メール認証の仕組み
『認証』は Railsチュートリアル内でこれまで何度か行なってきました。今回はメール機能を使っての認証です。
大体の流れは今までと同じなのですが 「11章 前編 3. メール認証の仕組み」〜 でスライドを見ながらの説明を聞いて、確認しながら進めると良さそうです。
11章からはこれまでの基礎的な内容を活かした応用的なものになっていて、10章までを理解しているのが前提になっています。難しいと感じる時は、自分が納得いくまで復習するのも一つの方法かなと思います。説明を聞いてもよくわからない場合は、前回の認証の理解ができていない可能性があるので「6章 後編 10. パスワードの実装」、「9章 5. ログイン状態の認証」を順番に振り返って見ると良さそうです。
Action Mailer の正体についての解説 「11章 前編 10. Action Mailer の実態と実装 」も興味深いのでおすすめです。
create と save の違い
「コールバック処理」の時の、before_save と before_create の違いです。このふたつの違い説明できますか?
「11章 前編 7. メソッド参照用のメソッドを使う」のところを見てみると、二つの違いについて明確に説明されています。細かい所なのですが、こういう所一つ一つをきちんと理解できると気持ちよく進めることができると思います。
attr_accessor
がわからないという方はもう一度 Cookies を使った認証の仕組みを復習しましょう。
メタプログラミングに触れる
11章では、メタプログラミングというものに触れられています。
テキストだけで見るとなんだか難しそうに思えますね…😭
「11章 後編 1. 認証情報を取得と比較 」〜 では「なぜ、メタプログラミングをするのか?」というところから説明があり、納得できる解説があります。
🔼コピペ実装、これはDRYとは言えませんね…。どうすれば抽象化できるのか?
そこで、Ruby の「send」メソッドの紹介です。文字列を使えるようになると、うまくリファクタリングしながらDRYに出来そうです。Railsチュートリアル内ではうまく実装できるように設計されていたけど、実際に一から開発してこの技を使えるのは凄い事だぞ、という解説も面白いです。設計は大事です!
テストで便利な「assigns」
11章、ユーザー登録のテストに、メール認証のアカウント有効化を追加するところで出てくる assigns
メソッド。9章の演習問題でも出てきていました。
ですが、やはりテキストだけでは理解しづらい方もいると思うので、解説動画の 「11章 後編 9. assigns メソッド 」を見てみましょう。スライド付きで説明されています。
また、 「12章 後編 9. まとめと質問コーナー 」でも質問者さんから assigns メソッドについての質問があり、どういう場合に使用するのか?といった解説が聞けます。どちらも短い時間で聞けるので、知っていると便利な assigns、気になる方はぜひ覗いてみてください。
beforeフィルターでリファクタリング
12章のパスワードの再設定を実装する大事なコードの部分なのですが、コピペだけで進めていたら絶対に理解できないところなので、しっかりと学習するべきところです。「12章 後編 4. パスワードの更新〜 5. before_filter のもう一つの使い方」では、テキスト版では触れられていない解説が盛りだくさんです。
🔼フィルターらしくない使い方に見えますが、Railsの中では結構使われる手法だそうです。
🔼edit アクションは空なのに editフォームを見ると@user
が宣言されている!これは分かりづらいかも…の場面。DRYに書くのはもちろん大事だけど、分かりづらくなるなら本末転倒かもしれない…と、色々と考えさせられる部分でした。興味深い内容なので、オススメの箇所です。
Ruby 「不等号を使った時間」の読み方
12章 User モデルにパスワード再設定用メソッドを追加する場面です。やりたい事は、パスワード再設定の期限を設定して、2時間以上パスワードが再設定されなかった場合は期限切れにする事ですね。
テキストでも説明があるのですが、時間の不等号は、なかなか理解が難しいですね。難しいと感じられる方は 「12章 後編 6. パスワード更新4つの処理 」のスライドをみながら説明を聞いてみると良さそうです。
<おまけ>
# 時刻の演算
# 2.hours.since(reset_sent_at).past?
# の方が読みやすそう
2.hours.since(3.hours.ago).past?
# => true
2.hours.since(1.hours.ago).past?
# => false
🔼社内で紹介してもらったコードを掲載しておきます✨こんな風にも書けるんですね。(@hanachin_ さんありがとうございました。)
DB設計(モデリング)を体験する
13章の Micropost モデルを作るところです。

🔼表を見て、この通りにマイグレーションファイルを作成していけばいいのは分かる…。でも、どうやってカラムの種類を作るのか決めているんだろう?🤔テキスト版では「型」の説明に留まっていますが、解説動画 「13章 前編 1. Micropostの実装の進め方 」ではモック画面を見ながら、どんな風に追加するカラムを決めていくのか見れるようになっています。
どの情報をDBに保存すべきで、どの情報はいらないのかを一緒に考えていくことができます。
いつかは自分で何か作りたい!と思われている方がほとんどだと思うのでモデリングができると可能性がグンと広がりそうですね。
Ruby「->」この矢印は何だ?
13章のマイクロポストを特定の順序で取得したい!の場面です。default_scope
というものを使って DB さんにワガママを聞いてもらうところはテキスト版の説明でも分かりやすいと思いますが、「->」という記号について何だか難しい説明がありますね🤔
「ラムダ式」や 「Procオブジェクト」など初めて聞く方も多いと思います。
🔼「今すぐわからなくても心配いらない」けど、やっぱり気になってしまう…。そんな方は 「13章 前編 5. Micropostモデルの順序と依存 」を見てみましょう。
🔼Railsでよく使われている「yield」も実はこの仕組みが使われているなど、興味深い解説があります。知れば知るほど、RailsやRubyの深い部分がどんどん気になりますね。
親クラスへ移動させるリファクタリング
マイクロポストの create アクションや destroy アクションにアクセス出来るのは、ログイン済みのユーザーでなければいけません。Users コントローラでも使った logged_in_user
メソッドが使えそうです。しかし、ここで同じメソッドを Microposts コントローラにコピペ実装するべきか?を解説してくれるのが 「13章 中編 8. filter を使ってアクセス制限 」です。
この解説動画で何度も言われている通り、同じコードを書くというのは Rails の設計思想の「DRY」に反してしまいますね…。
複数のコントローラをまたいで、同じアクションがある場合はこんな風に書けば、DRYに実装していけるという事が分かります。これはビューでもモデルでも同じ事が言えるので、クラス継承を上手く使ったリファクタリング術を覚えていきましょう。
パーシャルのエラーメッセージを使い回す
13章、マイクロポスト投稿フォームに、エラーメッセージのパーシャルを付けているところです。
ここの render に引数 object: f.object
が渡されているところですが、理解が難しいかもしれません。「13章 後編 2. Micropost の投稿フォーム 」でこの部分を詳しく解説しています。
🔼_error_messages内のコードを @user でも @micropost でも使えるようにしたい。
shared/error_messages
にオプションで引数を渡すとなにが起こるのか?を理解できると一気に分かるようになると思うので、テキストだけでは難しい方におすすめの解説箇所です。
Railsガイドを見ると他にもいろんな事が出来ることが分かります。更に詳しく知りたい方はご覧ください。
一つ前のURLを返す request.referrer
マイクロポストを削除する場面です。
🔼correct_user フィルターを使って、他の人の投稿は削除できないようにします。ここの destroy アクションに出てくる request.referrer || root_url
というコードが少し難しいかもしれません。
「13章 後編 7. マイクロポストを削除」の後半部分を見てみると、このコードについて詳しく説明があります。
🔼一つ前のページには、何パターンあるか?の場面。これを覚えると便利そうですね。 request.referrer
にまつわるちょっと面白い記事も発見したので載せておきます。
accept でフロント側にもバリデーション
「13章 後編 10. 画像の加工や検証 」では、画像を投稿する際にフロント側でもバリデーションをかけてあげる方法について学べます。ここの場面は実際に動画内のファイルアップローダーを見ながら進められているので、テキストだけの時よりも体感的に学べます。
🔼バックエンドで投稿できる画像の種類を指定してバリデーションをかけてあげても、まだ選択できてしまうしアップロード自体はできてしまう。(アップロード後、バリデーションのエラーメッセージが出る。)初めから選べないようにするにはどうすればいいのだろう?
この部分は Rails の機能ではなくHTML の機能の解説です。Railsチュートリアルでは、この他にも jQuery を使ったファイルサイズの制限をフロント側でお知らせする機能も学習できるようになっています。幅広い知識を学べるようになっているんですね。
フォロー&フォロワーのモデル設計
14章のフォローとフォロワーをどう設計するか?を理解するのは難しいところだと思います。Micropost モデルを真似て設計しようとすると、なかなか難しそうですね。今までのユーザーやマイクロポストモデルとどこが違って難しく感じるのでしょうか?まずはフォローするとはどういう事か、から丁寧に解説してくれるのが 「14章 前編 」です。
この実装方法は 「14章 前編 4. Relationshipモデルの実装 」からをじっくり聞いてみると、テキストだけだと分かりづらい部分が理解しやすくなっています。中でも 「8. active_relationships の確認」の 38:55〜 からの説明は belongs_to
や has_many
の実態について説明されていて、これまでモヤモヤしていたことが一気に解消される方が多いのではないかと思います。
has_many
、attr_accessor
など、エディタ内で色が付いているのには、ある役割があるからだったのです。ここはぜひ聞いてほしいおすすめの箇所です。
「14章 前編 11. 質問コーナー 」の 1:00:42〜 では、モデル設計の大事さも知ることができます。
「14章 前編 13. メソッドを定義する場所 」では「fat コントローラ問題」というものについて解説があります。これもDRYに書くための大事な思想なので勉強になります。
resourcesの新たな使い方
「14章 後編 3. following と follower の routing を追加する 」の部分です。今まで、resources :users
というルーティングを使っていました。この1行で色んなルーティングが作られ、とても便利でしたね。
今回は、更に好きなルーティングを追加する方法を学びます。Railsガイドの member ルーティングの解説も分かりやすいですよ。
異なるアクションを1つのビューで実装
「14章 後編 8. Following と Followers の実装 」のところです。
アクションは違うけど、一つのビューをうまく使い分けて共通で使えるものにしていこうという実装方法です。
チュートリアル内ではこのような実装方法もできるよという紹介にすぎず、実装方法はアイデア次第で色んなことができるので「この実装方法の方がクールだ」というのを見つけてみるのも面白そうですね。
Ajax で Follow ボタンを実装する
Rails チュートリアルでは、Follow・Unfollow ボタンの実装方法を2通り紹介してくれています。応用編として、Ajax を使った実装方法を紹介してくれているのが 「14章 後編 12. Followボタン ajax 実装編 」です。
変更させたい部分だけを JavaScript の力を使ってさっと変えてあげるという技が Ajax です。
🔼 Follow ボタンを押して、変わる部分はどこだろう?
ここでは 「JavaScript は使う場所を吟味し、多用するべからず」といった、テキスト版では触れられていない話が聞けます。一見、便利そうで色んなところで使いたくなる Ajax だけど慎重に使うべきだという興味深い内容になっています。Ajax の実装方法も分かりやすく解説されてるので、詳しく知りたい方はぜひ聞いてみてください。
その中で出てくる respond_to
メソッドについては 「14章 後編 20. 質問コーナー 」2:04:30〜 付近でもかなり詳しく解説があるので、合わせて見てみると更に理解が深まると思います。
.jsonや.mdを使った実際のブラウザ画面も見せてくれたりと、チュートリアルの内容にとどまらず様々なことが学べるのも解説動画のいいところですね。
SQL に触れる
「14章 後編 14. ステータスフィードを完成させる 」から、最後の難関「ステータスフィード」の実装です。
Twitterでいうタイムラインのようなものですね。この部分では「 SQL 」に触れられていて、結構難しく感じる方も多いと思います。
解説動画では SQL 文に初めて触れるという方でも分かりやすいように説明がありますが、Rails チュートリアルの前提知識の部分でもあるように、 Progate の「SQL コース」などで基礎的なところを学習しておくと、もっと楽に頭に入ってくると思います。
「14章 後編 18. サブセレクトを使う 」からは、複雑な検索結果も高速に引っ張ってこれるSQLの技について学べます。
この SQL 文を 読みやすく式展開して書いてみよう、の場面です。
テキストだけだと難しく感じられる部分ですが、うまく解説動画を利用しながら理解していただければと思います。
あとがき
この解説動画では、テキスト版だけでは理解しづらい部分を丁寧に解説してもらえるだけではなく、チュートリアルの内容以外の様々なことを学ぶ事ができます。
現場により近い具体的な説明を聞くことで、ぐっと知識が深まると思います。これからプログラミングを学んでいく方にはもちろん、更に知識の定着をはかってみたい方にもお勧めできる動画です。きっと見て下さった皆さんに、それぞれ色んな気付きがあると思います😊
今回私は「法人プラン」で動画を見させていただいたのですが、社員研修などで大いに役立ってくれそうだと思うので、ご紹介させていただきます。
🔼こんな風にダッシュボードで簡単に管理ができ、全員分の動画を買うよりもコストがかからないので、研修にピッタリですね✨
🔼(ダントツで見てるのが私です…!!)
それでは最後まで本記事を見て頂き、ありがとうございました。Railsチュートリアル解説動画が、皆さんの学習のお役に立てれば嬉しく思います。
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